高価な黒留袖は1980年頃の生産の物が多い。留め袖ドレス、着物リメイク。
付加価値の高い黒留め袖は、昭和40年頃からの生産の物が多い。なぜなのか?
昭和40年頃からの黒留め袖は何故付加価値の高い商品が多かったの? 黒留袖の需要は戦後の第一ベビーブーム世代と共に! 黒留袖の需要が最高潮に達したの昭和50年頃でした。ベビーブーム世代の結婚適齢期の真っ只中です。 大安、日曜祭日が重なると一つの結婚式場で50組と、その連続で驚きの時代でした。 結婚式は今とは違い,ほとんどの方は勤務先の 上司に仲人を頼む(頼まれ仲人)が一般的でした仲人夫人は花嫁に次ぐ主役で役目も大変でした、その為 格調高い黒留袖が必要でした。 しかも主人の部下はベビーブーム世代ですから次々と結婚します 会社関係のため同じ黒留袖とはいかず、何枚も作るような時代でもありました。 その時代の衣装 黒留め袖は親族は勿論、会社関係の仲人さんは2~3着は準備したようです。 嫁入りの(お仕度)には、黒留め袖 喪服必ず持たせる時代で黒留袖になるとは30代の柄と50代の落ち着いた柄の2着を持たせました。 黒留め袖オンパレードになると当然 付加価値の高い商品が多く生産されました。 ベビーブームの世代と 高度経済成長期とダブルの時代の 黒留め袖の高品質の生産量が想像つくと思います。 有名作家さんの手描き友禅、高技術の職人さんの 素晴らしい作品が眠ったままになっています。
着物はフォルムが変わらない。
着物の命は 柄であり、色であり、構図であり、作家さんのデザイン感覚!! です。 日本伝統の、昔ながらの方法で作った着物は貴重な物になりつつあります。
1980年代の柄は 伝統的に深い意味を持つ模様が多く、モダンで懐かしさを感じる。
日本の美しい着物の文化を継承し、 また伝統ある(和の百色、織、柄)の価値を、新しい形で発信いたします。
着物ドレス 和ごころ桂